その時、あの向こう側ではどんなネイロが響いているの 『Critical Point ネイロ/snowing』

イベント名 その時、あの向こう側ではどんなネイロが響いているの 『Critical Point ネイロ/snowing』 (リーディングライブ)
キャスト 映像インスタレーション・小島久弥/コトバ・江藤 莅夏
開催日 2007年10月06日(土) hCalendar
時間 15:00(60分間)
会場 みのかも文化の森ミュージアム
岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1map
最寄り駅
料金 無料
問い合わせ みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム(0574-28-1110)
詳細
アクセス
●鉄道
JR名古屋駅から美濃太田駅まで特急で約40分
北口から徒歩約20分
●マイカー
名神高速道 小牧ICから35分
中央自動車道 多治見ICから35分
東海環状自動車道 美濃加茂ICから5分

小島久弥の映像インスタレーション、江藤莅夏のポエトリー・リーディングにより紡がれる、降り積もる刻(とき)。
立ち現れ幻のように消える、その日その時限りの映像インスタレーション、そしてコトバ。
書き下ろしの新作数編を含み、そこに寄り添うに相応しいコトバ達を、ゆぅるりとリーディングさせていただきます。

神無月、神様もお出掛けしちゃっていない間に、一足先のキセツをsnowing。

下記展覧会の関連イベントです。観覧は無料ですので、展覧会と共にごゆっくり
お楽しみください。

◎小島久弥展『Critical Point 50≒0
ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう』
美濃加茂 文化の森ミュージアム
2007. 9/15(土)〜21(日)
開館-AM9:00〜PM17:00
休館-9/18(火)・25(火)・10/1(月)・9(火)・15(月)

同時開催
小島久弥『Thanks mom!』展
i gallery
9/29(土)〜14(日)
美濃加茂市太田町2727-2
TEL:0574-25-5053
開廊-AM11:00〜PM18:00
休廊-月曜日(ただし8日は開廊、9日は振替休廊)

Map

感想


江藤 莅夏   投稿日:2007-10-04 10:18:00

上記二展のフライヤーテキストを転載いたします。
展覧会自体も大変、面白いものに仕上がっています。爽やかな秋風に誘われて、足をお運びいただければ幸いです(訂正頁に不具合が出ているようなので、感想欄にて失礼いたします)。

小島久弥展
『Critical Point 50≒0
ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう』
美濃加茂 文化の森ミュージアム

 ぼくは50になる。
 こうやって活字にすると、 50 て何のことか判らないと思ったんだけど、どう考えても年齢のことだよね…なんて。生まれついての照れ屋なので自分のことを書くのはずいぶんと恥ずかしいんだけど。
「50歳なんてアーティストとしてはベイビーだ。」アメリカではよく言われているらしい。だとすると、ボクもやっと、スタートラインに立てたのかもしれない。

 緑が多く、町並みと調和している場所、美濃加茂の印象は『にしみまど』の制作で訪れるようになってから、あまり変わらずにいる。林の中で、無機質なステンレスの物体はどのように見えるだろうか。ボクの作品は、実は密接に自然と関わってきた。振り返ってみて強くそう感じる。
『にしみまど』は、覗くことで、水と地と空を再認識してもらうような装置だし、春分、秋分には真西に向かう窓の真ん中に、夕陽が落ちる。昨年の秋分の日それを確かめに来たボクは、自分が作ったモノの癖に少なからず感動してしまっていた。周囲にはしっとりとした土や草木の匂いが満ちて、内側は赤く照り返した夕焼け色でいっぱいで。

 溜めた雨水を使ったり、水の三様態を可視化する装置を作ったり、光の映し出す偶然の一致を取り込もうとしたり…、そっけなさそうに見えながら、自然そのものが、随分大切なインスタレーションの一部、いや核になっていたんだなと思う。そして、新たな発見にワクワクしたり、余りのはかりしれなさに畏敬の念を抱いたりしながら、自然と接していると、心底「参ったなぁ、敵わないなぁ」と思い知らされるのだ。

 それでも表現したいもの、それはボクが見るユメの一部「点」のようなものなのかもしれない。それを色々な人と関わり合いながら、自然にチカラを貸してもらいながら「線」に引き延ばし、カタチ作る。けれども、そいつはまだペラペラの「面」みたいなものでしかない気がする。それを本当の意味で「空間」=現に立ち上げるのは、やっぱり観てくれる人の存在があってこそなんじゃないか、って。

 美濃加茂という土地に、どうにもこうにも圧倒的にそこにある自然の息づきや気配、あの日感じた土や草木の匂い、そうして、展覧会を観にきてくれる誰かさん(アリガトウ!)、それが奇跡的に揃えばボクは安心して、50の今からもヘンテコなユメを見続けることができる。そう考えるととちょっと勇気みたいなのが湧いてきて、思ってしまうのだ。
 そろそろ本気であそぼうかな…なんて。

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i-gallery
小島久弥
『Thanks mom!/critical point 50≒0 』展
http://www.ai-wa.com/gallery/

 押入れを整理していたら、思いがけず子供の頃の自分と出逢ったという。6、7歳の頃に描いた絵が出てきたのだ。40年以上も前のことなのに、不思議とそれぞれの絵を描いていた時のことを覚えていたそうだ。子供の無邪気な詩情を掬い上げ、今の自分が新たに描き加え展開するのは、現代の寓話、或いは近未来の予言か。
 この一連の作品を彼は「自画自参・Thanks Mom!」シリーズと名づけた。小さい頃の絵を大切に取っておいてくれた、また自分を産んでくれた母親への感謝が込められているのだろう。直接言えないからタイトルにつける、実に照れ屋の小島らしい。
 50歳という自身のcritical pointに立ち、過去と未来を見晴らす小島久弥の「今」。みのかも文化の森での個展と併せ、ぜひお楽しみください。




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